
VPコンテストの審査を通して痛感することは、ショップオープン後のVMDメンテナンスを想定したストアデザインの大切さです。内装デザイナーがある程度のVMDを理解されていて、オープン後のストアイメージをいかに崩さない様に細かい部分まで配慮ができるかということが問われます。
例えば写真はPPゾーン(ポイントオブセールスプレゼンテーションを行うべきスペース)に設置された分類POPですが、ショップ運営の効率化を図る為に、特にボリューム商品を販売する小売店にとっては、PPのディスプレイに時間をかけている余裕はありません。それをこういった大きなPOPでスペースを埋めてあげることで手間のかかるディスプレイをしなくても良いのです。また、時間のない消費者にとってもひと目で探している商品の陳列場所に行くことができるわけです。POPの構造も中身の写真を入れ替えることができるシンプルなフレームでできているので、リーズナブルな商品を高級感を持ってアピールすることができます。

それからあまりにたくさんの情報を店頭にまさに”貼りまくっている”お店の実に多いこと!!!ブランドイメージも何もお構いなしです。あふれる情報を端から順にじっくり読んでくれるお客さまは何人いらっしゃるのでしょうか?
こんな状況を想定したストアデザイナーが生み出したアイディア!(写真二枚目)
店頭にインフォメーションPOPの額を設置し、貼れる情報を三つまで!と決めてあげていますね。
これらはほんの一例ですが、ブランドやお店のイメージを維持するためには、企業側が予め従業員の働く環境を整備することで解決できることがたくさんありますね。
ストアデザインマニュアルの整備!
重要です!
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