運動場のトラックのように、人は左回りに歩く方が”歩きやすい”という習性があります。
これは心臓が左側にあるからと言われています。実際に、自分の”歩きやすさ”を実験して見
ても、左回りの方が安心して歩くことができます。
写真のお店は、あえて右回りにVMD設計されていますが、その理由には、ショップ前の客
導線が関係しています。お店の前を歩くお客さまの流れが、マネキン位置から見て右から左
に流れるため、受け入れ空間を右側に設け、とにかく店内に一旦入店していただき、中央
テーブルを回ってUターンする導線を設計していますね。
また、人は壁伝いに歩く修正も加味され、素晴らしいレイアウトに仕上がっています。
VMDを理解されている内装デザイナーが設計されたのでしょうか。
テーブル、壁面の陳列は、コーディネートやテーマ、単品訴求など、ゾーニングごとにハン
ギングの目的を持たせてあげると初めてのお客さまもわかりやすいですね。
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