ビフォアコロナ時代から様々な支援策が投じられてきた商店街、人口減少やそれに伴う地域経済の縮小という課題の根は深く、解決の糸口がつかみにくい状況が続いているようです。一方ウィズコロナ時代になって、他府県を跨がない居住区域内での過ごし方が重要になってくると、有力な観光名所を持たない自治体にとって、商店街や道の駅は地方創生の起爆剤となる可能性が出てきたわけです。これを百年に一度の商機と捉え、僭越ながらRYUZ TOKYO浅海も商店街復活、地方創生について考えてみたいと思います。
ということで今日は全国的に有名な”おばあちゃんの原宿”こと「巣鴨地蔵通り商店街」に行って来ました!
都営三田線巣鴨駅を登ると目の前に現れるおしゃれ用品ナカヤさん。いいですねえ〜実にいい面構えです。早速お店の方の話を聞くと2020年11月頃より売上が悪くお困りとのことでした。
実にいいマネキンです。店内奥にも全身マネキンが3体ほど立っています。
立地もお店の表情も良いけれど店内にお客様が一人もいらっしゃらないのは、
婦人服がメインの洋品店の割には、店頭で打ち出されている商品が全て男っぽい色柄のものが目立ちますね。おばあちゃんの原宿というだけにターゲットは女性「うわあ!着てみたい!」と思わせるような打ち出し商品やマネキンコーディネートが店頭で表現されると入店率は確実に上がりますね。
そしてこの日一番シビれたお店は
←コチラ「珈琲Coffee House スカイ」
コンセプトは、プレスリーの音楽を聴きながら美味しい珈琲を飲む!しかもタバコが吸える!という昭和の男のロマンですね。昔はこういった人柄が前面に突出したお店が結構あったのですが、最近ではあまり見かけません。そうコンセプトが明確な「味がある店」です。商店街にはこういった強い個性が光る店がいくつもあるとリピーターが増えて顧客の囲い込みができますね!
「勇気を出しておりてきて下さい」
というフレーズも素敵ですよね。
地下からはプレスリーの音楽が聞こえてきてちょっと体験してみたいと思いました。
こういった想定外の体験は、百貨店やスーパーではできませんね
プレスリーのポスターが地下に続いていきます。壁の模様もイカしてます。
お店の世界観があり全てに一貫性がありますね。
そして、すごいなと思ったのは、各店舗に取り扱い商品タイトルが掲げられているんです。
←このお店は「巣鴨で一番のズボン屋」
何を売っている店なのか一目でわかるのです。
←コチラは「もんぺ・はんてんの越後屋」さん
特にここ巣鴨地蔵通り商店街は、洋品店が多いので、メイン商材が店頭にはっきりと書いてあるとおばあちゃんたちに親切ですよね。🎶
出ました!!!!
名物赤パン赤下着!!
赤い色のものを身につけると元気になるということで売り出され今や立派な名物に育て上げられた商品です。
商店街の名物、これとても重要ですね。
多くの店が赤パンツ取り扱われています。京都の八つ橋みたいに。。。
コチラの飴屋さんは、お店の中央に打ち出し用の什器があり、旬の桜をテーマに商品編集されていました。
このシーズンにより打ち出しテーマを変えて店頭の表情に鮮度を持たせること
商店街で何店舗がこのことを実践できているでしょうか?
しかもテーマ名:桜、商品名、価格のPOPもわかりやすくディスプレイもとてもお上手です。なので、店頭も賑わっていて店主様と話に花が咲いていました!
桜だけに。。。笑
加えてSNSなどで情報発信していたらより多くの集客が可能となりますね。
個人的にいろんな道具類がごったに売られている金物店が好きで、
←昔実家にあったスチール製のマルハンガーもう少しで購入に至るところでした。笑 (今でも欲しい)
日常に忘れていた心がホッとするような物に出会えることも懐かしの商店街ならではの魅力ですね。
報酬系の脳がきっとこの「ホッとする気持ち」にmore。。。もっと!を求めてまた足を運んでしまうでしょう。笑
多くの人で賑わっていたのが「ときわ食堂」さん。
ショーケースにあるエビフライを見て「これの揚げたてが出てくるんだろ!入ろ!入ろ!」とわかりやすいカップルが思い切りワナにはまっておられました笑
コチラのお店は明らかに商店街の集客力を上げる実力派店舗だと確信致しました。
「強い商店街には必ず強い個店が存在する」
空き店舗がある商店街は、出店数を増やし強い個店が生まれる確率を増やさなければならないですね。
いやあー、本日の一人商店街研修、誠に勉強になりました。
商店街の良さや味い深さを知って、一人でも二人でもやる気のあるユニークな若者が商店街に参戦してくれることを祈りながら、お疲れ様でした〜
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