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執筆者の写真浅海摩紀

VMDサポートが必要ないお店

更新日:10月8日





今や肌身離さず持ち歩いているメガネがなんと真っ二つに壊れてしまった!!


8年ぶりの再訪となる白山眼鏡上野店。日曜日の昼過ぎということもあり、

店内は人でいっぱい。誰がお客さまで、誰が店員なのかわからない!(笑)





すっと近寄ってきてくれた店員さんに事情を話すと、さすがは老舗!修理可能とのこと!


しかしながら月日が経過しているので念の為視力を確認することになり、順番待ちの間、次々と眼鏡を購入するお客さまを眺めているうちにテンション上がり、新調気分マックス!!


butこのお店に来るたび感じることは、どのような分類で陳列されているのかわからないということ。


それでも、お客さまは気に入ったデザインを探し出し、次々とカウンターで購入されていく。もちろん、尋ねれば接客してくれる。


自分が客の立場になって感じたことは、「なんだか直感で選びたい!」ということ。


VP,PP,IPなんていらない、ましてやPOPなんて見たくない!(笑)


とにかくどの眼鏡も間違いなくかっこよく優れたデザインであることは間違いないし、なんと言っても1883年創業という老舗ブランドという歴史、ジョン・レノンや坂本龍一が好んで使用していたというおしゃれ感とどれをとっても信頼しない理由はない。


そして最も感心したのは、接客です。診断の結果、老眼は進み、できれば新しくレンズを作り成した方がいいが、壊れてしまった眼鏡でも気にならないようであれば、まずは修理をしてそれから考えてもいいのでは?と言ったまるで家族のようなアドバイスをくださるのである。売ろうとしないお客さま優先の接客こそ、ブランドロイヤルティにつながる。


全てが揃った一流の店には、小手先のVMDテクニックは必要ない。確かな商品、ブランドストーリー、ストアデザイン、接客が揃えば、企業を映し出す本当のVMDが確立しているのである!


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