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【GMSの衣料品】④イオン vs イトーヨーカ堂 2024

更新日:6 時間前


イオン「TVC」衣料品を着せつけたマネキン展示、FOUND GOODの売場
GMS衣料品対決 イオンvs イトーヨーカ堂

写真左上:流通ニュース、写真右下:WWDより




2024年春、GMS衣料品の飽くなきチャレンジが続いている。


長い時間多くの労力、投資費用をかけてチャレンジしてきた衣料品自社開発を諦め、アパレルカンパニーにものづくりから売場開発、教育まで託したイトーヨーカ堂。6月までに64店舗展開へ。


対してイオンは、自社開発SPA衣料品のデイリーカジュアルを刷新し、ブランド名を「TVC」として強化、導入店舗数を3月から、現在の82店舗から289店舗に順次拡大。イオンリテールのカジュアル部門を統合することで、2025年2月期のトップバリュコレクションの販売規模は、2024年2月期比約7倍へ拡大、2029年2月期には約10倍を目指す意気込み。



<GMSに衣料品売場が必要な事情>



業界はこれらの話題で大騒ぎだが、一般消費者にしてみれば、


   「別にユニクロで良くない?」とか、「無印もあるしー」的な。。。


確かに写真を見る限りでは抜け感のあるキレイメカジュアルは、ユニクロと大きく変わらないが、コロナ禍でニーズの高まった「ワンストップショッピング」構想は今でも地域住民の来店動機としては有力だ。価格設定もワンランク下を目指すのであればなおさらだ。


仮に衣料品売場の自営をやめてしまうと、食料品だけでは館運営の採算が合わないとも言われている。どちらかと言うと「FOUND GOOD」誕生の理由はこの辺の事情も?




<顧客の細分化>



両ブランドとも、取り入れたい顧客層として「30-40代の女性」を掲げているが、実際のGMS衣料売場のお客さまは圧倒的に高齢者が多い。また、総合スーパーなのだからなんでも揃っているはずと、様々なニーズによりご来店されるケースもある。


自店の顧客を細分化して捉え、総合的に売場開発に着手している点では、イオンが一歩リードしているイメージ。


「ファミリー」「ビジネス&フォーマル」「シニア向け」「Z世代」「スポーツ」「靴・トラベルグッズ」と売場を6つのゾーニングで明確に括る計画だ。




<オンライン・SNS・販促>


既にオンライン、SNSをスタートしているTVCに対し、SNSと実店舗販売のみのFOUND GOOD。アダストリア自主ブランドではあり得ない展開???


TVCは雑誌オーシャンズとのコラボ企画も3/26に発表されている。



T&CのTシャツを着こなすイケメン
イオン衣料品新ブランド「TVC」雑誌オーシャンズとコラボ企画


この先まだまだ続くであろうGMS衣料品開発を見守りながら

近々両売場で実際にショッピングを楽しもうと思う。

なんせGMS衣料を応援したいから!!






























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