売上を上げる「ドレスレンタル」のVMD
- 浅海摩紀
- 11 分前
- 読了時間: 2分

物を持たない時代に突入し、サブスクやユーズドで身の回りのモノを調達する人が今後も増え続けると言われてます。そんな中、パーティーや冠婚葬祭の際に、ドレスレンタル、ヘアメイク、ネイルまで1箇所で仕上がってしまう専門サロンは時代に合った画期的サービスですね。
今回ご依頼があったのは、ドレスレンタル売場のVMDチェンジサポート。
アパレル企業には、VMD担当が売場指示を出してくれますが、様々なサービスの一つとして、ドレス売場を設けている店舗にとっては、売場づくりのプロが不在なわけです。
1枚目の写真は、変更後の写真で、2枚目の写真がbeforeの写真です。

パーティー用ドレスからブラックフォーマルまで取り揃えていることをアピールしようと、色々な種類のドレスが店頭のラックに陳列されている為に、ラック全体が暗くごちゃごちゃとした印象を与えてしまっています。
マネキンは、着ているドレスは落ち着いたベーシックな雰囲気なのに、ウィッグやまつ毛など、ややカジュアルなヤング向けの演出がされている為に、余計にチグハグな印象を与えてしまっています。
ヒアリングの中で、こちらのお店をご利用されるお客さまは、結婚式などに参列される大人の女性が多く、今のところ、ブラックフォーマルのレンタルはとても少ないとのことでしたので、一旦ブラックフォーマルを店内売場に移し、店頭ではターゲット層に向けた落ち着いた、でも華やかな演出を試みることにしたのが、1枚目のafter写真になります。

店内奥の売場もブラックフォーマルドレスを雑貨と共にゾーニングしたことで、わかりやすくなりましたね。
今回、営業中に作業をさせていただいたのですが、見る見るうちに、女性のお客さまが入店されたり、お問合せにいらしたりと、効果はてきめん!スタッフさんも、ようやくVMDの意味をわかり始めているようでした。
今回のようなアパレル専門店ではない店舗にとって、競争力のあるVMDを維持するには、少なくとも本部にVMDを理解する担当が専任でいて、年間イベントに合わせたVMD指示書を配布する必要があると実感しました。
今後も益々人気が高まるレンタルサービス。
「このお店で借りたい!!」という気持ちにさせるVMDの維持継続が望まれます。
またのご依頼をお待ちしております〜
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